若手アーティスト支援プログラムVoyage「日々是好日 -根づくもの 脈々と」鈴木祥太・浅野友理子 二人展

投稿日:2016.04.01

お知らせ
浅野友理子「椿や椿や」

鈴木祥太「蒲公英」

本企画では、金工作家・鈴木祥太、画家・浅野友理子、二人の新鋭の作家をご紹介します。
鈴木祥太は、自然界に息づく植物を主題とした金工作品を制作しています。伝統的な金工技術によって、植物の持つしなやかさを金属の硬さの中に細密に表現しています。
浅野友理子は、風土に寄り添い暮らす人々や各地に根づく生活文化に惹かれ、制作の主題としています。訪れた場所での実体験を大切にし、その地の魅力を伝えています。
両者の眼差しは、その地に脈々と根づき、繰り返されるものたちに向けられ、その美しく力強い循環の美を伝えています。
本展では、鈴木の代表作「蒲公英」をはじめ、「鹽竈桜」を題材とした新作、浅野による塩竈市浦戸諸島の「白菜」を題材とした1.9m × 3.6m もの新作を含む、約20 点を展示いたします。
私たちの日々の暮らしに確かに根づき、脈々と受け継がれる美しい循環をご覧ください。

2016年5月3日(火・祝)〜6月19日(日) 企画展示室1・2
10時〜17時(入館受付は16時30分まで)月曜休館

観覧料(企画展+常設展セット) 
一般 500円、大学生・高校生 400円
団体(20人以上)一般400円、大学生・高校生320円
中学生以下無料

主催 塩竈市杉村惇美術館
協力 東北芸術工科大学

お問い合わせ:塩竈市杉村惇美術館
〒985-0052 宮城県塩竈市本町8番1号
TEL 022-362-2555
sugimurajun-museum●shiomo.jp(●を@に変更してお送りください)

若手アーティスト支援プログラム「Voyage」とは、これからの活躍が期待される若手アーティストの可能性を発掘、飛躍させることを目的に、展覧会やトーク、ワークショップ等様々な表現の場を設けるプログラムです。また、市民をはじめ多くの人々が、新たな才能や感性と出会う場となるよう取り組んでいます。

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「アキノノゲシ」「南天」「福寿草」

鈴木祥太
1987年宮城県塩竈市生まれ。2010年東北芸術工科大学芸術学部美術科工芸コース卒業。身の回りにありふれた植物を彫金技法を用いて実物大制作する。金属の持つ硬さと植物の持つ柔らかな印象を掛け合わせ新しい表情を作る。ギャラリーでのグループ展・個展を中心に、国内外でのアートフェアに参加。【2010】美ナビ展(六本木ヒルズ森タワー52F森アーツセンターギャラリー)【2011】+プリュス-ウルトラ2014(スパイラル/東京青山)【2012】-想いを繋ぐ-(東京都美術館)【2013】夏の思い出 森の夢 不思議ないきものたち(ヤマザキマザック美術館/愛知名古屋市)【2014】JAPANNED!!(Gallery Ten/Edinburgh)【2015】COLLECT(saatchi gallery/London), SOFA(Navy Pier’s Festival Hall/Chicago )

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「殻むき女、脈々と」

浅野友理子
1990年宮城県多賀城市生まれ。山形県在住。2013年東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業。2015年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了。現在は上山市の廃校を利用した共同アトリエ”工房 森の月かげ”にて制作活動を行う。2012年国際瀧冨士美術賞第33期奨学生選出。2014年三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生選出。【個展:2014】トチを食べる(アートルームEnoma/仙台)【グループ展:2015】20代新鋭作家による絵画展(せんだいメディアテーク)/三菱商事アート・ゲート・プログラム2014年度奨学生展(GYLE/東京表参道)/東北画は可能か?-地方之国現代美術展-(T-Art Gallery/東京天王洲)/悠々貫々展(ギャラリー専/仙台)【プロジェクト:2013‐2015】ひじおりの灯(大蔵村肘折温泉)

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ギャラリートーク・鈴木祥太、浅野友理子 【予約不要】*終了しました
それぞれの作家によるアーティストトークと、クロストーク。
5月3日(火・祝)14時 企画展示室1・2

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金工ワークショップ「錫を叩いて豆皿をつくろう」 【要事前申込】*終了しました

錫の柔らかい特性を利用して、金槌で叩いて表面に模様をつけ、手のひらサイズの小さなお皿(豆皿)をつくります。名前や日付を刻印することもできます。
5月4日(水・祝)11時/14時 大講堂
参加費 3,000円(材料費込)
定員 各回8名
講師 金工作家・鈴木祥太
お申込フォーム
または電話022-362-2555にて
※11時の回は締切ました。

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クロストーク「絵をよむ -海を耕す人々-」 【予約不要】*終了しました
謝黎(東北芸術工科大学 芸術学部 歴史遺産学科准教授・東北文化研究センター研究員)
×浅野友理子(画家)
地域特有の生活文化や女性の手仕事について、浅野友理子の作品をもとに語り合います。
5月7日(土)14時 企画展示室
謝黎(しゃ れい)
上海生まれ。文化人類学専攻、博士(学術)。現在東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科准教授・東北文化研究センター研究員。著書に『チャイナドレスをまとう女性たち―旗袍にみる中国の近・現代』2004(2011)(青弓社)、『チャイナドレスの文化史』(2011青弓社)。学生時代からアジアの布に魅かれ、チャイナ服の研究と収集をはじめた。不定期的に博物館や美術館、ギャラリーでコレクションの展示企画を開催し、その魅力を多くの方々に紹介している(神戸ファッション美術館〈2008〉、長崎歴史文化博物館〈2011〉など)。現在、上海やマレーシア、台湾の衣生活の変遷(基盤研究〈C〉「〈民族衣装〉の創成と衣生活の変遷に見る東・東南アジア〈華人性〉の再構築」(代表)H26~H28 )や、「日中における美意識・美人観に関する比較研究」(資生堂との共同研究)に取り組んでいる。

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浦戸の恵みを学ぼう、食べよう ~春の息吹、菜の花~ 【要事前申込・受付中】
日本の白菜のルーツのひとつは、塩竈市浦戸諸島にあります。浦戸の白菜について学びながら、菜の花のスイーツを味わいます。
6月5日(日)14時 美術館
参加費 1,500円(菜の花のスイーツ・おみやげ付、展示観覧料込)
お申込フォーム
協力 食の学人の会

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Voyage live program 風景を描く音 【要事前申込・受付中】
6月11日(土)16時開演(15時30分開場) 大講堂
Voyage live program「風景を描く音」と題し、大講堂の空間でKUDANZ、EARLY CROSSの
2組によるアコースティックライブを、作品とのコラボレーションでお届けします。


KUDANZ
ササキゲン (vocals/guitars)によるソロプロジェクト。
フォークミュージックをベースに置き、エレキギター/ガットギターでの
弾き語りや、バンド編成など、多様な形態で活動中。
2014年5月14日にはソロプロジェクトとなってから初の作品となる
「何処か長閑な」をリリース。
その後、ライブ活動を休止後、2016 年2 月活動再開。
http://www.kudanz.com


EARLY CROSS
RockをベースにHeavy MetalやProgressive Rock, FolkやWorld Musicまで
幅広い音楽を昇華した独自の音楽性で、メンバーのルーツでもある欧州情緒を感じさせる
深遠なメロディを随所に織り交ぜた“風景の浮かぶ”音楽を作り出している。
その世界観から“Landscape Rock”と称されている。2010年、フィンランドのレーベル
「Lion Music」と、アジア圏のバンドとして初の契約。2013年2月14日、『Pathfinder』
をLion Musicよりリリース。2015年12月、カナダ人ボーカリストMelを新しいメンバーとして迎え活動中。
http://earlycrossband.com/

チケット
3,000円(展示観覧料込、全席自由)
※メンバーシップの方は500円引き
※未就学児の方は無料

チケット予約【2016年4月20日スタート】
●電話(火〜日/10時〜17時) 
022-362-2555
●メール
メールアドレスはこちら
件名に「ライブチケット」、本文にお名前、連絡先、チケット枚数をご記入ください。
●WEBフォーム
http://goo.gl/forms/9n1Bm30XGb

5月3日よりチケット引き替え。6月11日15時までに美術館受付にて引き替えをしてください。
展示観覧付のチケットですので、この機会にぜひご覧ください。

*トークは企画展観覧料でご参加いただけます。
*上記イベントの参加費・チケットには展示観覧料が含まれます。
*メンバーシップ会員割引があります。