【貸館】国際ダンス交流プロジェクトOdori-Dawns-Dance

投稿日:2017.11.19

ワークショップ


ダンスを通した国際的な対話を目的とし、東北、関東、関西の3つのエリアにおけるコンテンポラリーダンス、伝統芸能のリサーチをベースにした3ヵ年継続の国際ダンス作品制作プロジェクト〈Odori-Dawns-Dance〉は、2015年より始まり、今年度で3年目を迎えます。英国ダンサー、振付家のショーネッド・ヒューズをアーティスティック・ディレクターに迎え、同氏が2008年から取り組んできた北東北における綿密なリサーチと、国際的なコンテンポラリーダンスの共同制作を実現してきた豊かな経験と優れたディレクションのもと、日本国内の舞台芸術、身体表現にまつわる広域的な視野に立った、新しい文脈を作り出す試みです。
各地の豊かな風土に培われたさまざまな文化、風景、人々との対話、交流を通し、本プロジェクトによって各地の踊りを読み取り、あるいは読み替え、集積していく作業を通じて、新たな作品世界を紡ぎだしていきたいと思います。プロジェクトでは、主に岩手と宮城にみられる伝統芸能「鹿踊」に注目し、供養の表現が踊りの起源となる、そのアニミズム的で儀式的、複雑なコミュニティが継承してきた、神話とその風景を読み解いていきます。

パフォーマンス作品「Niwa-Gardd-Garden」
今回は「庭」という言葉を、日本語、ヒューズ氏の出身国であるウェールズ語、英語、の3つの言語で併記したタイトル〈Niwa-Gardd-Garden〉というオープンワークショップと、クリエイションを発表するプレゼンテーションを開催致します。ヒューズ氏の言葉を借りれば、文化とは一つの活動であり、私たちはその中に存在し、それに常に反応しているといいます。鹿踊では、「庭」という言葉がよく使われますが、鹿踊の寓話性を象徴する言葉でもあり、そこに一つの物語の体系が存在する、ある舞台を表している言葉です。ヒューズ氏が意図するこの「庭」という未知なるものに遭遇し、通り抜けることによって、私たちの日々の生活や、身体の経験はどこへと行きつくのでしょうか。

ワークショップ
2017年12月2日(土)、3日(日)
場所:塩竈市杉村惇美術館 大講堂(〒985-0052 宮城県塩竈市本町8番1号)
時間:10:00-17:00

持参物:着物の帯(または帯のような長い布など)、写真6名(ご自身か、友人、家族が写っているもの)、
岩手県住田町の芸能、柿内沢鹿踊の練習法を参照して、新しいダンス創作のプロセスを学びます。また、遊びや、動物の動きから振り付けを行う過程を体験します。子供から大人まで、特にダンスの経験がなくとも参加いただけます。参加無料。参加希望者はメールにて、rikuzentakata.air@gmail.com(担当: 松山)まで、事前にご連絡ください。ワークショップの参加者は12月10日の発表にゲストパフォーマーとして参加いただけます。

プレゼンテーション
2017年12月10日(日)
場所:塩竈市杉村惇美術館 大講堂
時間:14:00-16:00

陸前高田アーティスト・イン・レジデンスプログラム2017との共同でクリエーションを行ったショーネッド・ヒューズ氏が、プロジェクトメンバーと共にパフォーマンスの発表を行います。鹿踊の構成を中心としながらも、ヒューズ氏による新たな解釈が加わった、伝統芸能とコンテンポラリーダンスを横断する踊りをご覧いただけます。予約不要、参加無料。

【アーティスティック・ディレクター】
ショーネッド・ヒューズ
振付家、ダンサー。 1965年ウェールズ、バンゴール生まれ。近年ロンドンを中心に活動。Dance4 Nottingham UKの連携アーティストの一人。1983年から1989年までThe Laban Centre for Movement and Dance Londonと The Merce Cunningham Studios in New Yorkで学んだのち、振り付けを開始し、その後海外のレジデンスに多数参加。2008年より津軽手踊の石川義野氏と共同で制作を開始、2013年からは岩手県の柿内沢鹿踊と協力して制作を行っている。

【プロジェクトメンバー】
木村玲奈(振付家、ダンサー)
清水穂奈美(役者、パフォーマー)
若林里枝(振付家、ダンサー)
行山流山口派柿内沢鹿踊芸能保存会(岩手県住田町)
ワークショップ参加者

主催
なつかしい未来創造株式会社(陸前高田AIRプログラム)、ARTizan
助成
平成28年度アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業、公益財団法人セゾン文化財団、損保ジャパン日本興亜「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)