【6/1】「中村喜吉ギャラリートーク」バスツアー

投稿日:2024.05.01

トーク


2024年6月1日(土)【参加無料/要申込】
大衡村ふるさと美術館で菅野廉作品と中村喜吉作品を鑑賞。中村喜吉氏によるギャラリートークを開催。塩竈市杉村惇美術館集合でマイクロバスで移動します。自家用車で現地集合される方も大歓迎です。当日は当館の常設展もご覧いただけます。

大衡村ふるさと美術館見学:10時~11時45分
帰り:塩竈市杉村惇美術館着/12時30分予定

バスをご利用になる方
定員:20名
集合:8時55分/塩竈市杉村惇美術館
※当館までお車の方は駐車場をご案内いたしますので、申込みフォームにてお知らせください。

現地集合希望の方
集合:10時/大衡村ふるさと美術館(黒川郡大衡村大衡字平林39番地12)

【お申込フォームへ】

地域交流プログラム 大衡村ふるさと美術館と連携事業
 本プログラムは、一般財団法人地域創造の「令和6年度公立美術館共同地域交流プログラム助成事業」として企画されました。大衡村ふるさと美術館と塩竈市杉村惇美術館の2館が連携し、ワークショップ等を実施します。
 大衡村ふるさと美術館では菅野廉作品と中村喜吉作品のギャラリートークの機会を設け、塩竈市杉村惇美術館では杉村惇作品を活用した小学生向けのワークショップを予定しています。この他、大衡城からの景色を描くスケッチ会も開催予定です。
(助成:一般財団法人地域創造)


菅野廉と杉村惇について
 菅野廉と杉村惇には多くの共通点があります。時期はややずれるものの、ともに東京美術学校で洋画を学び、戦後は宮城に腰を据えて制作を続けました。また、2人は昭和38年~39年にかけて宮城県での第一回芸術祭開催を願って結成された「宮城県芸術祭実施期成同盟会」のメンバーに名を連ね、宮城県芸術協会の創立に関わっています。
 地方で制作を続けるにあたり、「蔵王の画家」と称された菅野廉は「蔵王写生会」を創設。杉村惇は昭和22年に「塩竈市美術展」創設の中心となり、第1回からの審査員を務めました。どちらも地元地域に根付き、現在も精力的に活動が成されています。
 宮城の芸術文化の発展に寄与し、後進の指導に尽力した2人の作家には共通点が多く、それぞれの画業を改めて振り返る機会にしたいと考えています。


中村喜吉
1955年生まれ。多摩美術大学油画科卒。新現美術協会会員。行動美術協会会員。宮城県芸術協会絵画部副部長。杜の都のアート展実行委員長。第28、29回安井賞展(セゾン美術館)、第10、11、12回日仏現代美術展/ビブリオテック・デ・ザール賞、フィガロ賞、宮城テレビ賞等受賞。平成20年度宮城県芸術選奨。