大沼英樹写真展「忘れえぬ千年桜」

投稿日:2016.02.17

展示

写真家・大沼英樹さんは、桜前線とともに南から北へ移動しながら、全国の桜と、桜を愛でながら春を楽しむ日本人の情景を10年以上にわたって撮影し続けています。
2011年の春、3月11日の東日本大震災に心を痛めながら桜を追いかけた大沼さんは、東北地方で大きな被害に遭い、傷つきながらも懸命に咲く桜に、どんなに困難な状況でもそこから立ち上がろうとする希望を見い出しました。大震災から5年。今回の展示では、大震災後の東北の春を撮影した希望の『それでも咲いていた千年桜』、そして被災から撮り続けている『忘れえぬまた再びの千年桜』、そして鹽竈神社の桜、合わせて約50点を展示します。入学式や新生活のスタート、お花見など日々の暮らしの中にある穏やかな春の風景と、大震災に見舞われながらも懸命に咲く花をとおして、日々の平和と私たちの暮らしをみつめ直す機会となれば幸いです。

ギャラリートーク
2016年3月26日(土) 14時~ 【予約不要】


大沼英樹プロフィール
1969年、山形県天童市のサクランボ農家の次男として生まれる。山形県立村山農業高等学校・林業科を卒業。その後、仙台市の創表現専門学校est・スタイリスト科を卒業し、1991年に写真家の宍戸清孝氏との出会いにより写真の道へ。約7年間の助手を務め独立。毎年全国の桜のある風景を撮影している。個展多数開催。写真集に『お伽噺桜』『それでも咲いていた千年桜』『忘れえぬまた再びの千年桜』『虹の贈りもの』(窓社)などがある。仙台市在住。2005年宮城県芸術選奨新人賞受賞。公益社団法人日本写真家協会会員。

開催期間
2016年3月26日~4月10日
時間
10:00~17:00
場所
企画展示室1・2
後援
塩竈市教育委員会
協力
りらく編集部
問い合わせ先
塩竈市杉村惇美術館 022-362-2555