【貸館2/26〜】su_nosuke 個展「旅路の果てに…」

投稿日：2024.12.20

市民ギャラリー

一生を終えた一頭の蝶が天を仰ぎながら道端で大きく存在しているその姿に、私は命の儚さを感じると共に自然の力強さや潔さ、命の美しさを改めて感じたのです。そして長い旅路の果てに思うこの場所が、まだ旅の途中であることにふと気付かされたのです。2011年3月11日、私たちは東日本大震災という未曾有の災害を経験しました。記憶は消えかけても決して消えることはないのでしょう。それでも私たちは歩みを止めることなく、今日まで一歩ずつ歩んできたのです。これからもそれは決して変わることはありません。旅路の果てには何があるのでしょう。辿り着いたその時に初めて、私たちは新たな旅路の始まりと気づくのかもしれません。いつか訪れる人生という長い旅路の最後の時まで、私たちの旅路は続いていくのでしょう。