【5/3-4】大講堂喫茶〜クリームソーダとまちの記憶 with 旅する喫茶〜
投稿日:2025.03.30

塩竈市杉村惇美術館では、杉村惇が塩竈に居を構えた昭和21年から40年にかけての時代背景に関する資料収集と、市民より昭和時代の塩竈の写真や地域の思い出エピソード等を収集し、これまでに公開してきました。<市民は記憶の作り手であり、美術館は記憶の収蔵庫>という考えのもと、個人史や地域社会のたどってきた“あの日、あの時” を紐解きながら、まちの記憶を題材に、次世代へ向けた新たな記憶づくりを行います。

昭和時代の記憶について人々が語る思い出のひとつに<クリームソーダ>があります。今はもうない仙台の丸光デパートや塩竈の今野屋デパートのレストランにて、両親との買い物の後に食べた特別なクリームソーダ。学校の帰りに文房具屋の一角でメロンソーダをよく飲んだという思い出や、駄菓子屋で販売していた粉を水に溶かして飲む春日井製菓のシトロンソーダ。荒井由美の曲「海を見ていた午後」にでてくる青いソーダ水を飲むために横浜の喫茶ドルフィンを訪れて緊張したという思い出など。そんなキラキラと輝く鮮やかな原色の飲み物を思い出す際に蘇るのは、かつての町のなつかしい風景です。
本イベントでは、その土地の食材や魅力からクリームソーダの開発を行う「旅する喫茶」をお招きして、塩竈市杉村惇美術館の大講堂を2日間限定の喫茶店としてオープンします。塩竈周辺の地域の人々の思い出のエピソードから新たに考案された、今回限定のクリームソーダを数種類提供予定です。昭和の趣が残される建物と一緒に特別なクリームソーダをお楽しみください。
大講堂喫茶内では、クリームソーダグラスやアイスコーヒーグラスなど懐かしいグラスやカップを販売します。お気に入りのグラスやカップを探しに、どうぞお立ち寄りください。(クリームソーダチケットなしでもご覧いただけます)

旅する喫茶
日本全国を巡り、地産食材を使いながら旅をするように開店する出張型喫茶店。2021年に東京都高円寺に”旅の玄関口”となる実店舗の喫茶店をオープン。2023年には福岡県うきは市に”旅の拠点”となる「泊まれる喫茶店」をオープン。
【イベントの申込・予約について】
クリームソーダチケット:一般2,000円 メンバーシップ会員・中学生以下1,500円
現在満席です。キャンセルなど、予約に空きが出た場合にはSNSからお知らせします。
・お好きなクリームソーダをひとつご注文いただけます。当館の鑑賞チケット(常設展および企画展「Voyage歴代出展者展」を開催中)と大講堂グッズの特典付き。
・本イベントは事前予約制となります。上記のフォームからご予約下さい。または当館に電話にて直接お問い合わせください。
・クリームソーダチケット1枚につき、1種類のクリームソーダと交換頂けます。
・大講堂喫茶の滞在時間は1時間区切りとなります。予約フォームより、参加の時間帯をお選びください。(最大で1時間の滞在が可能です)
・支払いは当日現金のみ。
イベント概要
- タイトル
- 大講堂喫茶〜クリームソーダとまちの記憶 with 旅する喫茶〜
- 開催
- 2025年5月3日・4日 ※予約制
- 時間
- 10時〜16時 ※1時間区切りでの滞在
- 場所
- 塩竈市杉村惇美術館 大講堂
- アーティスト
- 旅する喫茶
- 主催
- 塩竈市杉村惇美術館