【日々是好日 -根づくもの 脈々と】クロストーク「絵をよむ -海を耕す人々-」

投稿日:2016.05.05

トーク

浅野友理子「椿や椿や」

謝黎氏(東北芸術工科大学 芸術学部 歴史遺産学科准教授・東北文化研究センター研究員)
と画家・浅野友理子氏によるトーク。
地域特有の生活文化と、その風土に寄り添い暮らす人々を主題とした作品を制作している浅野さん。今回は塩竈市浦戸諸島を訪れ、地元の方々への取材と実体験を大切に新作を制作しました。
今回は謝黎氏をお迎えして、浅野さんの作品をもとにクロストーク。浦戸の白菜の種とり、牡蠣の殻むき、椿の実拾いなど地域特有の生活文化や手仕事について題材とした作品と作者の言葉のなかから、謝黎氏が学問的に気になる点やキーワードなどを探り、文化人類学の視点で作品を読み解いていきます。

絵画作品×文化人類学クロストークの時間に是非お越しください。
企画展観覧料でご参加いただけます。

謝黎(しゃ れい)
上海生まれ。文化人類学専攻、博士(学術)。現在東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科准教授・東北文化研究センター研究員。著書に『チャイナドレスをまとう女性たち―旗袍にみる中国の近・現代』2004(2011)(青弓社)、『チャイナドレスの文化史』(2011青弓社)。学生時代からアジアの布に魅かれ、チャイナ服の研究と収集をはじめた。不定期的に博物館や美術館、ギャラリーでコレクションの展示企画を開催し、その魅力を多くの方々に紹介している(神戸ファッション美術館〈2008〉、長崎歴史文化博物館〈2011〉など)。現在、上海やマレーシア、台湾の衣生活の変遷(基盤研究〈C〉「〈民族衣装〉の創成と衣生活の変遷に見る東・東南アジア〈華人性〉の再構築」(代表)H26~H28 )や、「日中における美意識・美人観に関する比較研究」(資生堂との共同研究)に取り組んでいる。

時間
14時
場所
企画展示室