絵画ワークショップ「モノのきおくを描こう」

投稿日:2015.01.13

レポート

1月11日、絵画ワークショップ「モノのきおくを描こう」を行いました。
杉村惇画伯が好んで描いたランプや瓶。
それらのモチーフは古くて渋くてカッコいい。いろいろな物語が染み込んでいるはず。
そんな物語をモチーフの形をしたキャンバスに描くワークショップです。
講師は画家・朝倉弘平さん。




杉村惇画伯が絵のモチーフとして収集したランプ等をじっくり観察しながら、モノがもつ記憶を想像します。
常設展示のコレクションルームにてランプを観察する児童たち。自分たちが担当するモチーフだけではなく、杉村惇さんが収集したモノたちを観察し、モノの記憶のイメージを膨らませます。




作品の中に描かれているランプやカップを観察する児童たち。





杉村惇画伯がみつめた「モノ」を、もう一度自分たちの目でみつめ、描かれたモチーフの背景を想像します。



モノがもつ記憶(感情や経験)をモチーフに描き込みます。感情は色で表現し、またモノの経験は風景で描きます。





古いランプは戦争を経験しているからと、悲しい記憶と明るい希望に満ちた記憶を色で表現。



美術館大講堂のひらけた空間の中で、のびのびと描く児童たち。



それぞれが想像したモノの記憶を発表。




杉村画伯の筆を握るポーズで集合写真「ハイ!惇さん!」
かけ声は、参加児童の羽生くんによるものです。
杉村画伯という一人の人間が、こどもたちにとって少し身近になったようです。