【2/1〜】2024年度アーカイブス「PROGRAMS」
投稿日:2024.12.25
本展では、今年度実施した市民参加によるさまざまなプログラムにおける活動の様子やその成果をご紹介します。美術作品の鑑賞はもとより、講座やワークショップなどの体験学習や表現活動の機会をもうけ、こどもから高齢者まで幅広い年齢層の方々の数多くの参加がありました。
また、地域の皆さんと共に地域にあわせた協働的な活動にも積極的に取り組んできました。これからも多様な価値観や経験を共有する場として機能し、ひととまちを育む美術館としての役割をより果たしていきたいと考えています。
本展も、美術館や創作活動に興味がある方だけにとどまらず、こどもの感性を育みたい方や地域活動に関心のある方など、より広範な市民のみなさんと出会い、交流の輪を広げるひとつの契機となることを願っています。来年度も展覧会や講座、ワークショップなどさまざまな活動に取り組んでまいりますので、皆さまのご来場とご参加を心からお待ちしています。
2025年2月1日[土]〜2月16日[日] 入場無料
10時〜17時(最終受付16時30分)休館日:2/3、2/10
企画展示室 主催:
塩竈市杉村惇美術館
協力(順不同):
NPO法人チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま
北浜第一町内会 生涯発達支援塾TANE
宮城県塩釡高等学校 宮城県宮城野高等学校
労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団
塩竈地域福祉事業所 藤倉児童館(順不同)
<教育普及プログラム>
美術鑑賞プログラム
塩竈市内の小学5年生を対象にした杉村惇画伯の作品鑑賞や大講堂見学など、美術館体験プログラムの紹介。
こども探偵事務所
小学生を対象とした美術館体験プログラム。今年度の調査対象「マリオネット」に関する観察録や造形物を展示。
<プラクティスシリーズ>
遊字画
講師:斉藤文春氏(書家、美術家)・丹野萩逕氏(書家、美術家)
漢字やひらがなを、書体や用具を工夫し、墨と絵の具を併用して、文字の魅力を絵画的に楽しむ講座。
デッサン講座
講師:今野裕結氏(画家)
基本知識と基礎的技法を学び、ものの構造や質感、明暗をとらえる力を育みました。
ステンドグラス講座
講師:武田奈未氏(ステンドグラス作家)
ガラスの質感、透明性、色、模様など特徴を楽しみながら平面と立体作品を制作。
flower art museum〜絵画の中の花を組む〜
講師:大塚のぞみ氏(Botanical People)
杉村惇作品から受けるイメージを、フラワーアレンジで表現。
油絵講座
講師:松山隼(当館学芸員) 油絵の道具の使い方や描画の基本を楽しく学びながら、小〜中作品を制作。
<市民協働>
ART WALK〜仮装日和〜
地域の個性を題材にしたコスチュームに仮装し、塩竈市・北浜をめぐり歩きました。
共催:塩竈市杉村惇美術館 NPO法人チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま 北浜第一町内会
コスチューム制作:櫻井園子氏 佐竹真紀子氏
協力:第一小学校仲良しクラブ 第二小学校仲良しクラブ
<協力事業>
アートの見方は無限大!鑑賞のじかん
作品について感じたことや考えたことを対話形式で共有しながら、鑑賞する活動。
塩竈市アートプロジェクト事業
アート作品の制作体験を通し、未来の芸術・文化を支える人材を育成するとともに、シビックプライドの醸成を図ることを目的としています。塩竈市立第三小学校の魅力を児童が写真でとらえ、アーティスト・櫻井園子さんと共に作品に仕上げました。
主催:塩竈市教育部生涯学習課 協力:塩竈市杉村惇美術館 企画・運営:ビルドフルーガス
<大衡村ふるさと美術館と連携事業>
大衡城スケッチ会
菅野廉、杉村惇ともに地元周辺の風景をよくスケッチしたことから大衡城でのスケッチ会を実施。本プログラムは、一般財団法人地域創造の「令和6年度公立美術館共同地域交流プログラム助成事業」として企画。大衡村ふるさと美術館と塩竈市杉村惇美術館の2館が連携し、ギャラリートーク、ワークショップ等を実施しました。
助成:一般財団法人地域創造
<“ここちよい”の実践プログラム>
発散のじかん
ナビゲーター:[音あそび]久保映美子氏(みらいミュージック)、[絵かきあそび]佐竹真紀子氏(美術作家)、[墨あそび]櫻井育子氏(生涯発達支援塾TANE)。
誰もが個性や特性をいかし “ここちよさ”を体験するプログラム。今回は、こどもから大人まで、障がいの有無にかかわらずどなたでも、楽器、チョークや墨等の画材を使って遊びながら思い思いに表現を楽しみました。
共催:塩竈市教育部生涯学習課
協力:障害者芸術活動支援センター@宮城(NPO法人エイブル・アート・ジャパン)