まちと記憶と映画館 〜1960年の記憶編〜

投稿日:2021.04.14

企画展

昭和35年5月JR仙石線本塩釜駅前 撮影:馬場惣寿 フィルム修復:和賀耐互

 

塩竈市公民館本町分室に大講堂が誕生した昭和30年代。塩竈ゆかりの洋画家・杉村惇もこのまちで大切な時期を過ごしていました。この頃は折りしも映画が全盛期を迎え、市内には、数多くの映画館がありました。テレビやインターネットが普及する以前、映画館は文化的な刺激や団らんを味わう貴重な場でした。 「まちと 記憶と 映画館」は、このまちの記憶をあつめながら、当時の映画館のような文化的な団らんと交流の場を設けるプログラムです。時を経て美術館に生まれ変わったギャラリーでの写真展や、広々としたアーチ型天井の大講堂でのワークショップ、まち歩きなどを通して、まちの新たな記憶を育んでいきます。
今回は、1960年に起きたチリ地震津波に焦点をあて、未来へと語り継ぎたい記憶や伝えたい思いを分かちあいます。災害を乗り越えてきた人々の経験を振り返り、改めてその知恵に耳をすませる機会となるよう願っています。

 


 

写真展「1960年5月24日〜あの頃とそれから〜」

▲昭和35年5月24日 JR仙石線本塩釜駅前歩道橋       ▲昭和30〜34年頃 JR仙石線本塩釜駅前歩道橋

 

会期:2021年4月29日(木・祝)〜 6月13日(日)
場所:塩竈市杉村惇美術館 企画展示室1・2
観覧料:一般200円、高校生100円、中学生以下無料(常設展観覧料)
※団体(20名以上)、各種障がい者手帳を提示された方は割引。

地域のみなさんから提供されたチリ地震津波の写真資料と、聞き取り調査から集めたチリ地震津波にまつわるエピソード、1960年以降における塩竈のまち並みが撮影された比較写真などを展示します。

アドバイザー;今野紀房 / 佐藤健太郎

写真提供(敬称略):佐浦俊一郎(提供)/ 佐々木昇悦(撮影) / 佐藤輝昭(撮影)/沼田和男(撮影)/ 馬場惣寿(撮影)/ 和賀耐互(修復) 他

関連企画

主催 塩竈市杉村惇美術館
共催 塩竈市
後援 河北新報社 朝日新聞仙台総局 毎日新聞仙台支局 読売新聞東北総局
   NHK仙台放送局 TBC東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ KHB東日本放送
   エフエム仙台 BAYWAVE78.1FM 宮城ケーブルテレビ株式会社
   仙台リビング新聞社

 


 
問合せ:塩竈市杉村惇美術館
〒985-0052 宮城県塩竈市本町8番1号
TEL 022-362-2555/FAX 022-794-8873

本企画は手指の消毒や換気、三密を避けるなど、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をして行います。また、ご来館の方にはマスクの着用をお願いしています。今後の状況次第ではオンラインでの実施など、内容が変更になる場合があります。変更がある場合は当館ホームページ、SNS等でお知らせいたします。